ワーゲンバスで京都から直島へ│2008年1月13日
朝6時ごろに起きて荷物を積み込む。7時にワーゲンバスで直島に出発。
カップルに旅行に誘われるなんて初めて。なんか不思議な感じもするけど、誘われるのはすごいうれしいこと!マットとチエコを見てるだけで幸せな気分になる。
直島は瀬戸内海の小島で、「ベネッセアートサイト直島」では「アートプロジェクト」という興味深い試みが続いている。安藤忠雄さん設計の美術館もあって見どころがいっぱいありそう
大山崎ICから名神高速→中国道→山陽道で途中三木SAで休憩。冬の高速は冷えるからストーブをめいっぱい焚いきながら走行して岡山ICで降りる。ワーゲンバスの高速走行は快調だった。
岡山市内で少し迷いながらR53→R30から宇野港になんとか着くと、フェリーの出港時間ギリギリに乗れた。宇野港から直島は近くに見えるけど、反対側の宮ノ浦港へはフェリーで20分ほど。短い時間の船旅を楽しんだ。宮ノ浦港の船着き場はそこだけがデザイン建築で、昭和の町並みをバックひときわ目立つ不思議な存在感があった。
直島に着いて最初に出会う作品は草間彌生さんの「赤かぼちゃ」。中に10人ぐらい入れるほどの大きさで、出たり入ったりしながら写真を撮った。
ちょうど12時ごろになったからランチをすることに。直島といえば「カフェまるや」だってチエコが聞いてた。宮ノ浦港でもらった「なおしまエリアマップ」にも載ってたから、マップを頼りに本村へ向う。5分ほど走ると「地中美術館」があって、すぐに「ベネッセアートサイト直島」の入口に着いた。宿泊者は車で通れるとのことで、受付で車に付けるタグをもらって中を通って本村に向った。
本村に着いてから小道に迷い込んだりしながら、港にワーゲンバスを停めた。ここはノタルジックな昭和の町並みが残っていて、今も島の生活が続いている。 「カフェまるや」に行くと満席だった。「なおしまエリアマップ」でみつけた「玄米心食あいすなお」に行ってみると、すぐに入れた。古民家を改装した和める店内で、玄米と野菜中心のやさしくておいしい健康食がうれしかった。まるやが満席で良かった〜。昨日の京都の「hale ~晴~」から野菜に恵まれてる。
「家プロジェクト」を鑑賞に行く。これは、島の町を舞台とした常設のアートプロジェクト。たばこやの案内所できいて「本村ラウンジ&アーカイブ」で共通チケットを1000円で購入。須田悦弘さんの「碁会所」、大竹伸朗さんの「はいしゃ」、千住博さんの「石橋」、宮島達男さんの「角屋」、杉本博司さんの「護王神社」を昭和の町並みの焼杉板の家や小さな港の風景も味わいながら、のんびり見て回った。ジェームズ・タレルさんの(建築設計:安藤忠雄さん)「南寺」は工事中で見学できず残念だった。
本村には猫が多い。町中のあっちこっちで見かけた。シャイな子が多くて、近づくと逃げてしまう。「護王神社」で並んでるともうすぐ順番なのに、マットが寒いからとどっかへ行ってしまった。チエコと見学してからマットを探した。駐車場まで戻ったりして、やっと「本村ラウンジ&アーカイブ」で見つけた。「家プロジェクト」をひととおり鑑賞したので、ワーゲンバスで移動して「ベネッセハウス」にチェックイン。そのまま部屋に入らずに「地中美術館」へ。
チケットセンターにワーゲンバスを停めて、チケットを購入してから徒歩でクロード・モネが愛した植物を配した庭園を模した「地中の庭」を通って「地中美術館」へ向う。ウォルター・デ・マリアの部屋では歩くたびに足音が響きすぎるぐらい響いて、足音がこだましながら静寂になる瞬間が印象的だった。ジェームズ・タレルは余分なものが一切なく、かなりのサプライズ。実際に体験して作品が持つ力を感じる。自然光のクロード・モネ「睡蓮」は贅沢な展示スペースだった。
「ベネッセハウス」にもどって休憩してから、ラウンジでワイン飲む。他にも珈琲や紅茶のドリンクが無料で、たくさんの美術書を見れる。それから「テラスレストラン」で夕食にする。地元の食材もつかった洗練された食事だった。